ゴー宣DOJO

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大須賀淳
2025.1.23 10:46その他ニュース

男尊女卑は「輸入モノの麻薬」だった

いよいよ明後日となったゴー宣DOJO「伝統ではない!男尊女卑だ!」を前にして、「男尊女卑」という言葉自体についてあれこれ考えたり読んだりしていたら、この言葉は観念を表しただけのものではなく、中国の古典「列子」に端を発している事を知りました。

 

少し古い記事ですが、語の解説と共に、現代への(多少の皮肉をこめた)応用も含めたこちらのエッセイがなかなか面白かったです。

 

逸話中に登場する老人が「人間であること」「男であること」「長寿であること」を誇りにしている事に対する


しかし、これを裏から読むと、次のようになる。

 

「地位もない」
「財産もない」
「家族にも恵まれなかった」

 

これは当時の一般的な基準からしても、まったく不遇な晩年に他ならない。いわば、それ以外に自慢できるものが何もない境遇における、ギリギリの幸せを、老人は口にしていたわけだ。

 

これは現代でも、事情は同じではないだろうか。「男尊女卑」的な発言をする人々というのは、往々にしてそれしか威張りようのないタイプだったりもする。

 

しかし、そんなマイナスな考え方でも、使いようがあれば使ってしまえというのが『列子』の考え方なのだ。


この分析は、男尊女卑〜その延長線上の男系男子固執が持つマインドと、そのまま合致するなあと、大変面白く感じました。

 

これに「一般的なネトウヨマインド」の観点から一つ加えるとすれば、単なる事象というレベルでの「日本人として生まれた」も入りそうです。

 

守屋氏の文では、おそらく皮肉の意味も込めた上で「弱者が心のやすらぎを得るための後ろ向きな知恵」として記述されています。

 

それは表現を変えれば、「敗者のルサンチマン」という苦痛から逃れるための「麻薬」のようなもの。

 

女帝が当たり前に存在した日本本来の価値観は、律令と共に輸入された「男尊女卑という麻薬」によって大きく歪められ、その後遺症を今に至るまで引きずっているのかもしれないですね。

 

その「不健康」から抜け出すための糸口を、明後日の会場、配信パブリックビューイングなどでぜひ見出したい所です!

大須賀淳

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テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「天皇は双系が伝統である!」

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